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喜寿を迎えられない「民主主義」

明治元年の1868年から、明治44年+大正13年+昭和20年(=77年)が、多大犠牲の下に戦争が終わり「平和な民主社会」が生れた1945年であり、同期間(77年)を経て今日だ、という分かり易い時間軸で、民主主義の動向だけに焦点を当てて今日は考えてみたい。「民主主義国家に民主を装った反民主主義」が、政治・経済・文化の総局面で平然と増幅・充満している今日に黙ってはおられないからである。

米大統領バイデン氏の前で勝手に軍備増強を約束する様子は、自国民でなく、ひれ伏したい他国の大統領の方を向いている政権を分かりやすく、ボクたちに見せてしまった。自国の平和利益は愚か、戦争をいつまでも誘導していく米国にひざまずき、アジア諸国に敵対する米国の千峰に置かれることを受け入れてしまう仕組みを積み重ねる我が国の政治権力に嘆いている。民主民主主義で選ばれ守備義務ある憲法に背を向け、幸せに導かねばならない国民に応えられない主人公を無視する姿だ。

 

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