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土着、地表に住みたい!木造のコーポラティブ住宅!

建築計画

土着・地表に住みたい。動物の本性である。

使うことができない土地が増え、その価値は高騰から下落安定へと少しずつ変化。ガムシャラに土地を高度利用しない、低密度の木造マンションが都心でも可能になってきたのです。21世紀への転換点は、まさに社会は「コンクリートから木へ」のターニングポイントでした。二②

個々の住宅が個々別々に建替できる木造マンションが6棟も出来上がりました。

将来の建て替え時にみんなの合意はあり得ないといった区分所有マンションが宿命的に有する大問題を、木造マンションはみごとに解決しています。縮減安定へ進みます。下の2枚の写真二➃に見る小さなコモンは区分所有者が共有し、歓びを分かちあっています。

写真上は2枚とも立面図のグレー部分の内部に創ったエントランス周りの愉しい空間である。作り手の主体となる入居者たち。彼らを資本主義国家が定着させた「庶民」「市民」「国民」などの言語にはめたくないと思う経験をボクはたくさん重ねてきた。地力が発揮されるのです。内容のある一般用語を探そうと考え、明治の民芸家・柳田国夫をすこし勉強。氏は、政治経済権力者から世間をみるのではなく、日本史を人々の生活が生み出してきた「民芸」に捉える探究者として知られる。氏が初めて使った用語「常民」とは、民俗伝承を担う人々を指す民俗学用語で「庶民」の意味に近いが定義されていない(ウイキペディア)。自分の知恵とお金でつくろうと集まる人たちは、そんなステージが稀有な当世にあって、柳田国夫さんが言う“常民”になることができる。その位置取りこそが人に力を発揮させる必要十分条件なのだった。

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